「ゴールデンカムイ」は明治時代後期の北海道を舞台の漫画です。
莫大な黄金を巡る「生存競争サバイバル」を様々な要素と共に描いて人気を集めています。
そんな「ゴールデンカムイ」の聖地は北海道全域に及びます。
一気に聖地巡礼するのは大変なので、エリアごとに聖地巡礼するのがオススメです。
そこで今回は「ゴールデンカムイ」の聖地を北海道のエリア別で合わせて15か所紹介します!
ゴールデンカムイの聖地巡礼~小樽エリア編~
物語のスタート地点である小樽市。
ここでは杉元とアイヌ民族の少女・アシリパが出会い、ともに金塊を探すことになります。
物語のキーパーソンに多く出会った場所といえますね。
そんな小樽の聖地を6か所紹介します。
1. 菓匠 小樽新倉屋花園本店
第2巻16話に登場。
物語を語るうえで欠かせない重要人物である鶴見篤四郎中尉が登場する印象的なシーンです。
作中で鶴見中尉が杉元の頬にだんごの串を2本も刺した聖地がこの菓匠 小樽新倉屋花園本店さん。
120年以上もの歴史を誇る北海道を代表する老舗です。
看板商品「花園だんご」は黒あん、白あん、抹茶あん、正油、胡麻の全5種類。
実際に杉元たちが食べていたのは正油だんご。
作中のキャラクターの様子を思い出しながら味わいましょう!
菓匠 小樽新倉屋花園本店の詳細 ■住所: 小樽市花園1丁目3番1号 ■アクセス:JR小樽駅より徒歩10分 ■料金:無料 ■電話番号:0134-27-2122 ■営業時間:9:30-18:00 ■URL: https://www.niikuraya.com/
2. 旧名取高三郎商店
第2巻16話に登場。
鶴見中尉が杉元を捕まえるときに空中で発砲したシーンで描かれます。
背景に描かれている建物の柱に様な部分は防火壁の一種「うだつ」。
「うだつ」を作るには費用が結構かかるので商店が儲かっていたことがわかります。
現在建物は「大正硝子館本店」として再利用。
小樽市内で手作りされたガラス製品が多く販売されています。
ここでお土産を探すのも良いかもしれません。
旧名取高三郎商店の詳細 ■住所: 小樽市色内1-1-8 ■アクセス:JR小樽駅より徒歩10分 ■料金:無料 ■電話番号:0134-32-5101 ■営業時間:9:00-17:00 ■URL: https://www.otaruglass.com/
3. 旧小樽倉庫
第4巻30話に登場。
鶴見中尉が武器を仕入れているシーンの後ろの建物が旧小樽倉庫です。
現在は小樽市総合博物館運河館や運河プラザとして再利用されています。
小樽市総合博物館運河館ではアイヌの歴史を学ぶことも。
アシリパが着ていそうな民族衣装や自然に関する展示が盛りだくさん。
聖地でアイヌ文化も学ぶことができますよ。
倉庫の通りには大正12年に小樽運河が完成し、今は幻想的な街並みを演出しています。
旅行中のお散歩コースにもおすすめです。
旧小樽倉庫の詳細 ■住所: 小樽市色内2-1-20 ■アクセス:JR小樽駅より徒歩10分 ■料金:無料 ■電話番号:0134-22-1258 ■営業時間:9:30-17:00 ■URL: https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020111400122/
4. 旧百十三銀行小樽支店
第4巻34話に登場。
土方歳三に襲撃される銀行です。
明治41年の建造物ですが、現在は小樽浪漫館として親しまれています。
店内にはガラス小物やアクセサリーがずらり。
漫画そのままのリアルな内装を楽しみながらお買い物ができます。
店内には小さなカフェも併設。
レトロな雰囲気の中で足休めできますよ。
旧百十三銀行小樽支店の詳細 ■住所: 小樽市堺町1-25 ■アクセス:JR小樽駅より徒歩10分 ■料金:無料 ■電話番号:0134-31-6566 ■営業時間:9:30-17:00 ■URL: https://www.tanzawa-net.co.jp/shop/02.html
5. 小樽貴賓館 旧青山別邸
第5巻40話に登場。
鶴見中尉がニシン漁の親方の家でピアノを演奏するシーンで内部や中庭が描かれています。
ニシン漁のために季節労働者が集まり、寝泊まりしていたのがニシン番屋。
総工費30億円で建てられた別荘が当時の様子そのまま残っています。
有田焼のトイレや牡丹の間などそっくりの内装を楽しめます。
併設するレストランでは「にしん蕎麦」を味わうことも!
ニシン番屋でにしん蕎麦を味わうここだけの体験ができますよ。
館内は基本撮影禁止なので、貴重な資料も撮影せず目に焼き付けてきてくださいね。
国内旅行に特化した会員制サービス「ReNX」では小樽貴賓館を特別価格で利用可能!
気になった方はReNXのHPから詳細を確認してみてください。(HPはこちら→https://renx.jp/)
小樽貴賓館 旧青山別邸の詳細 ■住所: 小樽市祝津3丁目63 ■アクセス:JR小樽駅より車で10分 ■料金:大人 1300円 子供(小学生) 650円 ■電話番号:0134-24-0024 ■営業時間:9:00-17:00 ■URL: http://www.otaru-kihinkan.jp/
6. 小樽市総合博物館本館
第28巻274話以降に登場。
物語のクライマックスで出てくる暴走列車のモデルが展示されています。
まず入口すぐには「蒸気機関車 しづか号」が。
杉元と鶴見中尉が死闘を繰り広げた先頭部分をはじめ、そのままの大迫力に圧巻されます。
そして一等客室「い1号」も!
実際に屋根の上に上ることはできませんが、客室の雰囲気を味わえます。
また、施設敷地内には蒸気機関車「アイアンホース号」が運行されています。
なんと、車内の客室は作品内に登場した一等客室と三等客室を模した客室!!
作品にさらに入り込めるスポットです。
小樽市総合博物館本館の詳細 ■住所: 小樽市祝津3丁目63 ■アクセス:JR小樽駅より徒歩で約10分 ■料金:大人 400円 ■電話番号:0134-33-2523 ■営業時間:9:30-17:00 ■定休日:火曜日(祝日の場合は翌平日) ■URL:https://www.city.otaru.lg.jp/categories/bunya/shisetsu/bunka_kanko/museum/
小樽にあるゴールデンカムイの聖地を6か所紹介しました。
スポットが比較的まとまっており、駅からのアクセスも良いのが小樽の特徴。
1日あれば十分に周りきることができるのでおすすめです。
ゴールデンカムイの聖地巡礼~札幌エリア編~
網走監獄までの道中と函館までの道中で立ち寄る街・札幌。
新しい旅の仲間と出会ったり、大乱闘が起こったりするエリアです。
そんな札幌にあるゴールデンカムイの聖地を6か所紹介します。
1. 北海道大学植物園
第8巻71話以降に登場。
鶴見中尉のもとで剥製を作っている江渡貝くんの家のモデルなどがあります。
モデルとなった家の中には剥製がたくさん。
作中でも大活躍するエゾオオカミや登場シーンが多いヒグマの剥製などが展示されています。
13.3haの敷地にはほかにも北方民族資料室や北海道最古の博物館などが!
園内は1周するのに約45分から1時間半ほど。
歩きやすい靴で出かけるのがオススメです。
北海道大学植物園の詳細 ■住所: 札幌市中央区北3条西8丁目 ■アクセス:JR札幌駅より徒歩で約10分 ■料金:大人 420円 ■電話番号:011-221-0066 ■営業時間:夏季4月29日~9月30日/9時~16時30分 10月1日~11月3日/9時~16時 冬季11月4日~4月28日/平日10時~15時30分、土曜日10時~12時30分 ■定休日:夏季 月曜日/冬季 日曜・祝日・年末年始 ■URL:https://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/g_guide.html
2. 札幌時計台
第23巻225話以降に登場。
作中に集合場所や場面転換などで何度も登場します。
北海道旅行の観光地としてもお馴染みの場所が聖地になっています。
外から眺めるだけでなく、中に入って時計台の歴史を学ぶことも。
日本最古の時計塔を余すことなく楽しむことができます。
また、日没からは時計台にライトアップが。
荘厳な姿を眺めて北海道を感じられるスポットです。
札幌時計台の詳細 ■住所: 札幌市中央区北1条西2丁目 ■アクセス:JR札幌駅より徒歩で約10分 ■料金:大人 200円 ■電話番号:011-231-0838 ■営業時間:8:45-17:10 ■定休日:1月1日から1月3日 ■URL:http://sapporoshi-tokeidai.jp/
3. 日本基督教団札幌教会
第25巻247話・248話、第27巻265話以降に登場。
アシリパとソフィアが鶴見中尉と対峙したシーンで描かれます。
国の登録有形文化財にもなっている札幌軟石を使った石造の教会。
カラフルな丸いステンドグラスが印象的です。
建物の内部に入るには主日礼拝に行くしかないのでご注意ください。
日本基督教団札幌教会の詳細 ■住所: 札幌市中央区北1条東1丁目 ■アクセス:JR札幌駅より徒歩で約10分 ■料金:なし ■電話番号:011-221-2444 ■営業時間:なし ■定休日:なし ■URL:http://www.jcu-sapporo.com/
4. サッポロファクトリー
第25巻249話以降に登場。
作中では札幌麦酒工場の建物の一部として描かれます。
サッポロビール発祥の地であるサッポロファクトリー。
上エ地圭二が登っていた煙突の付近にある印象的な星形の窓はここでしか見られません。
現在の建物内はショップやレストラン・映画館などが並ぶ大型複合商業施設となっています。
外観を楽しむと同時に建物内でお買い物を楽しむのがオススメです。
サッポロファクトリーの詳細 ■住所: 札幌市中央区北2条東4丁目 ■アクセス:地下鉄東西線「バスセンター前」下車、徒歩3分 ■料金:なし ■電話番号:011-207-5000 ■営業時間:ショップ 10:00-20:00/フード 11:00-22:00 ■定休日:なし ■URL:https://sapporofactory.jp/
5. サッポロビール博物館
第25巻250話以降に登場。
サッポロビール工場編の舞台として描かれています。
外観はもちろん、建物内にも展示がたくさん。
作中に登場する昔ながらのラベルや歴代広告などが展示されています。
また、要予約の有料ツアーに参加するとビールのテイスティングが。
ここでしか飲めない復刻ビールを味わうことができますよ。
じっくり作品の世界観に浸るには2時間ほどを見ておくとよいでしょう。
サッポロビール博物館の詳細 ■住所: 札幌市東区北7条東9丁目1-1 ■アクセス:地下鉄東豊線「東区役所前」下車、徒歩約10分 ■料金:プレミアムツアー 大人1000円 ■電話番号:011-748-1876 ■営業時間:11:00-18:00 ■定休日:毎週月曜日、年末年始、臨時休館日 ■URL:https://www.sapporobeer.jp/brewery/s_museum/
6. 北海道開拓の村
作品に登場する多くの建物のモデルとなった場所が集まる野外博物館。
施設内の52棟ある建造物のうち33頭が原作のモデル!!
撮影OKの建物も多くあるので、漫画と同じ構図で撮影を楽しむことができます。
また、施設内では夏季に馬車鉄道、冬季に馬そりが運行。
ゴールデンカムイ聖地の中で馬そりに乗れるのはここだけ。
いずれも有料ですが、試す価値ありですよ!
また、実写映画版「ゴールデンカムイ」では撮影協力も。
映画で使用された小物やキャストのサイン等の展示コーナーは忘れずに見学したいスポットです。
原作者・野田サトル先生も足を運んで取材した「北海道開拓の村」。
ゴールデンカムイの聖地巡礼には絶対にかかせないスポットです。
野外博物館なので風があると肌寒く、高さのある靴では動きにくいのが難点。
施設全てを見学するには半日以上かかります。
見学に訪れる際には、温かい服装で運動靴を履いていきましょう。
北海道開拓の村の詳細 ■住所: 札幌市厚別区厚別町小野幌50-1 ■アクセス:JR「新札幌」駅下車、JR北海道バスにて「開拓の村」行終点下車 ■料金:一般 800円 ■電話番号:011-898-2692 ■営業時間:5月〜9月 9:00〜17:00(入場16:30まで) 無休 10月〜4月 9:00〜16:30(入場16:00まで) ■休村日 月曜日(祝日・振替休日の場合は、翌日) 、12/29〜1/3 休村 ■URL:https://www.kaitaku.or.jp/
札幌にあるゴールデンカムイの聖地を6か所紹介しました。
全てのスポットを巡るには2日ほどあると安心です。
新千歳空港が近いので、遠方の方でも聖地巡礼を楽しめるエリアですよ。
ゴールデンカムイの聖地巡礼~網走エリア編~
物語の重要地点・網走。
物語において欠かせないスポットである網走監獄をご紹介します。
1. 博物館 網走監獄
第13巻に登場。
正門から建物内まですべてが聖地。
最初から最後まで思わず「あのシーンだ!」と言ってしまうような場所ばかりです。
建物は中心見張り所からすべての房を見渡せる五翼放射状房という作りが特徴。
独房や歴史館などでリアルなマネキンが生活の様子を伝えてくれます。
施設内には白石由竹のモデルとなった白石由栄に関わる展示がたくさん!
脱獄中の白石のマネキンがあったり肉声を聞けたり、白石のファンにはたまらないスポットです。
博物館の見学を終えたら隣接する監獄食堂での休憩がオススメ。
現在の網走刑務所で出されている昼食を楽しむことができますよ。
庁舎にある売店にはゴールデンカムイコーナーも。
コラボ商品を多く取り扱っているので、ここも忘れずにチェックしてくださいね。
見学所要時間は2-3時間ほど。
見どころたくさんなので、時間に余裕をもって見学に行きましょう。
博物館 網走監獄の詳細 ■住所: 網走市字呼人1-1 ■アクセス:JR網走駅から車で7分 ■料金:一般 1500円 ■電話番号:0152-45-2411 ■営業時間:11:00-18:00 ■定休日:12/31・1/1 ■URL:https://www.kangoku.jp/index.html
網走にあるゴールデンカムイの聖地「網走監獄」を紹介しました。
網走は女満別空港から車で30分ほど。
聖地巡礼だけなら1泊2日で満足に楽しむことができます。
移動手段はバスが主要ですが、本数がやや少ないのが難点。
レンタカーを借りるとより計画的な観光ができますよ。
ゴールデンカムイの聖地巡礼~函館エリア編~
物語のラストを飾る決戦の地・函館。
クライマックスの盛り上がりを感じられる函館の聖地を2か所紹介します。
1. 旧ロシア領事館
第20巻198話以降に登場。
鯉登少尉が少年時代に誘拐された時、彼の三輪車が見つかった場所として描かれています。
作中にも馬が怖がって坂を走らないというシーンがありますが、建物がある幸坂は本当に急な坂!
実際に訪れると、その様子がよくわかります。
現在内部は非公開ですが、外観はいつでも見学可能。
2025年3月にはホテルやレストランとして生まれ変わる予定です。
開業して内部も見られる日が来るのが楽しみですね。
旧ロシア領事館の詳細 ■住所: 函館市船見町17-3 ■アクセス:函館バス 幸坂バス停 下車 徒歩8分 ■料金:なし ■電話番号:0138-23-5440 ■営業時間:なし
2. 五稜郭公園
第29巻281話以降に登場。
五稜郭を舞台に箱館戦争を彷彿させるような激しい戦闘が行われます。
園内には箱館戦争で旧幕府勢力の拠点となった箱館奉行所が。
20年以上かかった復元作業が終わり、現在は内部を見学することができます。
また、五稜郭公園を上から見下ろせる五稜郭タワーも人気。
四季折々で変わる美しい景色と五稜の星の形を楽しめますよ。
五稜郭築造当時から現存する唯一の建物、兵糧庫も必見。
奉行所の米蔵として建てられ、大正時代には箱館戦争の資料館として利用されていました。
外観はいつでも見学できますが、内観は例年8月にのみ無料で見学可能。
その時期に合わせて訪れるとより楽しめること間違いなしです。
五稜郭公園の詳細 ■住所: 函館市五稜郭町44 ■アクセス:市電 「五稜郭公園前」電停 下車 徒歩15分 ■料金:なし ■電話番号:0138-31-5505 ■営業時間:郭内入場は5~19時(4~10月)、5~18時(11~3月) ■定休日:なし ■URL:https://www.hakodate-jts-kosya.jp/park/goryokaku/
函館にあるゴールデンカムイの聖地を2か所紹介しました。
函館の観光地は空港からも駅からもアクセスが良いのが特徴。
1-2日ほどあると主要な観光地もめぐることができるのでおすすめです。
さいごに
「ゴールデンカムイ」の聖地を北海道のエリア別で合わせて15か所紹介しました。
すべてを巡るには1週間ほど必要ですが、エリアごとなら1泊2日で巡ることができます。
北海道で「ゴールデンカムイ」の聖地巡礼をして作品の世界にどっぷりつかりましょう!