熊本旅行といえばココ!というスポットを「エリア別」にご紹介します。
熊本には圧倒される自然を体感できる他にも、おいしいグルメや温泉、歴史を感じられるスポットと魅力がたくさんあるところです。
今回はたくさんある魅力の中から一部をご紹介していきます。
体験ができるスポットもあるので、ぜひお出かけの参考にしてください。
県北エリア
1.万田坑
三池炭鉱に関連する施設が、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として登録されています。
三池炭鉱は、洋式採炭技術の導入により増産体制を確立し、日本の近代化をエネルギーの面で支えてきました。
1997年に閉山しましたが、三池炭鉱に関する遺産が多くのこっており、日本の近代化をいまに伝える貴重な遺産として、重要文化財や国の史跡、国の登録有形文化財などに登録されています。
保存されているレンガ造りの建物や、機械が残された機械室なども見学できます。
万田坑の詳細 ■住所: 〒864-0001 熊本県荒尾市原万田200-2 万田坑ステーション ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「荒尾駅」→路線バス「万田坑前」から徒歩1分 ≪車≫ 有明海沿岸道路「三池港IC」から11分 ■料金: ≪万田坑跡≫ 大人:410円 高校生:310円 小・中学生:210円 ≪万田坑ステーション≫ 無料 ■電話番号:0968-57-9155 ■営業時間:9:30~17:00 ■観光地URL:https://www.miike-coalmines.jp/index.php
2.菊池渓谷
阿蘇山の外輪山の北西部、標高500m~800mに広がる1193haの自然休養林です。
渓谷内には、大小さまざまな滝や瀬、渕があり、その美しさは日本名水百選や日本の滝百選などに選出されるほどです。
うっそうとした天然生広葉樹で覆われた森と、阿蘇外輪山から湧きだした伏流水が変化に富んだ景色を創り出しています。
日本森林浴の森百選・日本名水百選・日本の滝百選・水源の森百選・くまもと緑の百景・熊本の自然百選・新くまもと百景に選ばれている菊池を代表する観光名所です。
菊池渓谷の詳細 ■住所: 〒861-1441 熊本県菊池市原5026 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「熊本駅」→タクシーで1時間30分 ≪車≫ 九州自動車道「植木IC」から42分 ■料金:高校生:300円 ■電話番号:0968-27-0210 ■営業時間:8:30~17:00 ■観光地URL:https://kikuchikeikoku.com/
3.八千代座
明治43年に旦那衆と呼ばれる山鹿の実業家たちの手によってつくられた芝居小屋です。
江戸時代の古典的様式の中にドイツ製のレールを使った廻り舞台など、充実した機能をもっていました。
明治44年にこけら落としが行われ、各地より多くの有名な芸能人たちが来演し、大正・昭和にかけて観客を楽しませてくれました。
明治、大正、昭和にかけてさまざまな公演で賑わっていましたが、テレビの普及などにより一時は廃屋同然になりました。
しかし地元の人々による復興運動により、大修理を経て復活をとげました。
1988年には国の重要文化財に指定されています。
公演がない日は内部を見学することもできます。
八千代座の詳細 ■住所: 〒861-0501 熊本県山鹿市山鹿1499 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「新玉名駅」→路線バス「山鹿温泉(八千代座入口)」から徒歩5分 ≪車≫ 九州自動車道「菊水IC」から15分 ■料金: ≪八千代座・資料館見学料≫ 一般:730円 小中学生:370円 ■電話番号:0968-44-4004 ■営業時間:9:00~17:30 ■観光地URL:https://yamaga.site/?page_id=2
4.荒尾干潟
「荒尾干潟」は有明海の中央部東に位置し、南北約9.1kmに及ぶ国内最大規模の干潟です。
平成24年7月3日に渡り鳥の重要な生息地である荒尾干潟が、ラムサール条約湿地に登録され、県内で初めて国際的に重要な湿地として認められました。
干潟としては九州で初めての登録となります。
この干潟には荒尾名物のマジャクをはじめとする多種多様な生物が棲んでおり、国際的に重要な渡り鳥の飛来地にもなっています。
干潟から見る夕日はおすすめの絶景です。
荒尾干潟の詳細 ■住所: 〒864-0027 荒尾市蔵満地先 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「南荒尾駅」から徒歩7分 ≪車≫ 九州自動車道「菊水IC」から38分 ■電話番号:0968-63-1386 ■観光地URL:https://www.city.arao.lg.jp/kurashi/shisetsu/higata/page972.html
5.大黒ラーメン
昭和55年創業の「大黒ラーメン」。
その味を求めて、県内外からの客足が絶えない人気のラーメン店は芸能人も通い詰めるほど。
店内には芸能人のサインがずらりと並んでいます。
看板メニューのラーメンは、ほろりとビターなマー油がアクセントで食べ飽きることがありません。
コクの強い豚骨スープに、歯切れのよい中細ストレート麺が絡みます。
トッピングは熊本ラーメンの定番、キクラゲ、チャーシュー、小口ネギ、海苔。
焦がしニンニクと食欲をそそる黒いマー油が大黒ラーメンの決め手です。
キリっと香ばしいニンニクの風味は絶妙で、最後の一口までおいしくいただける洗練された一杯です。
大黒ラーメンの詳細 ■住所: 〒860-0085 熊本県熊本市北区高平1-1-14 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ 熊本電気鉄道菊池線「池田駅」から徒歩11分 ≪車≫ 九州自動車道「熊本IC」から26分 ■電話番号:096-352-7418 ■営業時間:11:00~22:00 ■観光地URL:https://kumamoto-guide.jp/ramen_navi/detail/34
阿蘇エリア
1.阿蘇山
阿蘇山は典型的な二重式の火山です。
阿蘇山といえば阿蘇五岳を中心にした中央部の山々を呼ぶことが多いですが、広い意味では外輪山や火口原をも含めた呼び名です。
2015年に噴火し、今なお活発な火山活動を続ける阿蘇山。
有名なカルデラは「阿蘇中岳」の火口で、周辺には遊歩道が設置されています。
カルデラも見ごたえがありますが、ゴツゴツとした溶岩流に覆われた景色を見ながらの散歩は、また格別です。
地球ではない別の星にいるような気分になれます。
生命力がみなぎるパワースポットです。
阿蘇山の詳細 ■住所: 〒869-2223 熊本県阿蘇市竹原 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「阿蘇駅」→路線バス「阿蘇山上ターミナル」→路線バス「火口」から徒歩約1時間 ≪車≫ 九州自動車道「熊本IC」から56分 ■電話番号:0967-22-3174 ■観光地URL:https://www.city.aso.kumamoto.jp/tourism/spot/mt_aso/
2.阿蘇中岳火口
熊本にある阿蘇山は、実は阿蘇五岳という5つの山の総称で、阿蘇山という名前の山はありません。
この阿蘇五岳のうち、現在も活発な火山活動を生で見られるのが「中岳」です。
中岳には7つほど火口があり、そのうちの「第1火口」が、観光客が観覧できる火口となっています。
中岳の直径は600m、深さは130m。
周囲4キロの巨大な噴火口では、激しく白い噴煙を上げる様子やダイナミックな風景を間近で見ることができます。
火山活動が活発な時は、火口に近づけないこともあります。
大地のエネルギーを感じるパワースポットです。
阿蘇中岳火口の詳細 ■住所: 〒869-2223 熊本県阿蘇市竹原 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「阿蘇駅」→路線バス「阿蘇山上ターミナル」→路線バス「火口」から徒歩約1時間 ≪車≫ 九州自動車道「熊本IC」から56分 ■電話番号:0967-34-0411 ■営業時間:時期によって異なります。 ■観光地URL:https://kumamoto.guide/spots/detail/209
3.米塚
「米塚」は円錐状で頂上の部分が大きく窪んでいるのが特徴的な山です。
高さ80mと高くはありませんが、とても美しいです。
頂上の窪みは噴火の名残だそうです。
また所説ありますが、かつて飢餓に苦しむ村人に、神様がお米をすくってここに積み上げたという言い伝えもあります。
登山は禁止ですが春や夏は草木が青々と茂り、秋や冬には茶色に色づくなど、周辺も含めて素晴らしい景色を楽しめます。
国の名勝であり天然記念物にも登録されているスポットです。
米塚の詳細 ■住所: 〒869-2231 熊本県阿蘇市永草 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「阿蘇駅」から徒歩1時間48分 ≪車≫ 九州自動車道「熊本IC」から46分 ■電話番号:0967-34-1600 ■観光地URL:https://kumamoto.guide/spots/detail/11968
4.白川水源
水の生まれる郷として知られる南阿蘇村の中央を流れる清流白川の総水源で、湧水量はおよそ60トン程あります。
環境庁の「日本名水百選」に選ばれるほど有名な水源です。
古くから水に対する信仰があったようで、水源地横の白川吉見神社に「みつはのめ神」という水神様が祀られています。
白川吉見神社には、高森草部吉見神社の主神である国龍神も祀られていますが、おそらく水神信仰の方が古いと思われます。
水源の水は自由に持ち帰ることができ、加熱処理された水も販売されています。
白川水源の詳細 ■住所: 〒869-1502 熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川2040 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ 南阿蘇鉄道高森線「南阿蘇白川水源駅」から徒歩12分 ≪車≫ 九州中央自動車道「山都中島西IC」から1時間 ■料金: 高校生以上:100円 中学生以下:無料 ■電話番号:0967-67-1112 ■観光地URL:https://minamiaso.info/spot/shirakawaspring/
5.黒川温泉
憧れの温泉地として全国でも人気の高い、山間の小さな温泉郷です。
ここでは、30軒の宿と里山の風景すべてが「一つの旅館」と考えてられており、それぞれの旅館は「離れ部屋」、旅館をつなぐ小径は「渡り廊下」…。
温泉街全体でお客様をもてなす取り組みがされています。
さらに、各宿ごとに源泉があり、泉質がそれぞれ違うのも特徴。
温泉ソムリエがその知識を活かし「肌に嬉しい湯巡り法」を伝えてくれます。
その他、1300円で好きな温泉3ヵ所に入浴できる“入湯手形”や、竹あかりが温泉地を照らす「湯あかり」などのイベントも人気があります。
黒川温泉の詳細 ■住所: 〒869-2402 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6594−3 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「阿蘇駅」→路線バス「黒川」から徒歩1分 ≪車≫ 九州自動車道「熊本IC」から1時間26分 ■料金:施設によって異なります。 ■電話番号:0967-44-0076 ■営業時間:施設によって異なります。 ■観光地URL:https://www.kurokawaonsen.or.jp/
熊本市エリア
1.熊本城
築城の名手と呼ばれた戦国大名の加藤清正によって建てられた城です。
跡を継いだ息子の忠広が改易された後は細川氏の居城となりました。
1877年、西南戦争の際、天守を含む多くの施設が焼失してしまいましたが、現在の天守閣は1960年に復元されました。
城跡は国の特別史跡、城内13の建造物は国の重要文化財に指定されています。
清正が築いた武者返しの異名を持つ高石垣は、緩やかな勾配から上部に向かうに従って垂直に近くなるのが特徴で、扇の勾配とも呼ばれています。
2016年熊本地震により甚大な被害を受けましたが、地上約6mの高さの「特別見学通路」からは、復旧工事が進む天守閣や、地震被害状況を見ることができます。
熊本城の詳細 ■住所: 〒860-0002 熊本県熊本市中央区本丸1-1 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ 市電「熊本城・市役所前駅」から徒歩3分 ≪車≫ 九州自動車道「熊本IC」から26分 ■料金: 高校生以上:800円 小中学生:300円 未就学児:無料 ■電話番号:096-223-5011 ■営業時間:9:00~17:00 ■観光地URL:https://castle.kumamoto-guide.jp/
2.桜の馬場 城彩苑
バーチャルで熊本の歴史を体感することができる「熊本城ミュージアム わくわく座」、江戸時代の城下町を再現した館に、「熊本ならでは」をコンセプトに県内各地の食やお土産品がそろう飲食物販施設「桜の小路」などを備えた、食べて、観て、体験できる観光交流施設です。
併設する総合観光案内所では、熊本市内をはじめ、県内の様々な観光情報を案内してくれています。
観光ボランティアも常駐していますので、はじめて熊本を訪れた方には特におすすめのスポットです。
桜の馬場 城彩苑の詳細 ■住所: 〒860-0008 熊本市中央区二の丸1-1-1 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ 市電「花畑町」から徒歩約4分 ≪車≫ 九州自動車道「熊本IC」から25分 ■料金: ≪熊本城ミュージアムわくわく座≫ 高校生以上:300円 小中学生:100円 ■電話番号:096-288-5600 ■営業時間:施設によって異なります。 ■観光地URL:https://www.sakuranobaba-johsaien.jp/
3.新町・古町
熊本駅と熊本城の間に位置する『新町・古町』地区。
ここは加藤清正が熊本城の築城とともに造った城下町で、現在も往時の面影を色濃く残しています。
新町地区は、熊本城の正面にあたり、5つの城門に囲まれた城内町で、短冊形の町割の中には、御家中の武家屋敷と町人町とが混在する、全国でも珍しい町でした。
古町地区は、火事による延焼防止および有事の際の軍事拠点として碁盤目状の中心に寺を配した“一町一寺”の町割の中に、坪井川の荷揚げ場を有する問屋が軒を連ね、物流の拠点として発展しました。
新町・古町地区には、今なお、熊本城の繁栄を支えてきた職や食文化が受け継がれているスポットです。
新町・古町の詳細 ■住所: 〒860-0004 熊本県熊本市中央区新町2-12 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ 市電「新町」すぐ ≪車≫ 九州自動車道「熊本IC」から28分 ■電話番号:096-328-2393 ■観光地URL:https://jokamachi.com/
4.霊巌洞
細川忠利の招きで1640年に肥後に来た宮本武蔵が、生涯の集大成ともいえる兵法「五輪書」を記した洞窟です。
霊巌洞は周囲を古木で囲まれた、金峰山の裏側の絶壁に大きく口を開けており、武蔵はこれを書き終えた一週間後に没したとのエピソードも伴って、辺りには凛とした荘厳さが漂っています。
洞内には岩戸観音が安置されており、壁面に刻まれた東陵の書も必見です。
霊巌寺内には武蔵が佐々木小次郎と決闘した時の木刀も保存されています。
全国から多くの武蔵ファンが訪れるスポットです。
霊巌洞の詳細 ■住所: 〒861-5283 熊本県熊本市西区松尾町平山589 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ 市電「本妙寺入口」→路線バス「岩戸観音入口」から徒歩16分 ≪車≫ 九州自動車道「熊本IC」から47分 ■料金: 大人:300円 高校生:200円 中学生以下:100円 ■電話番号:096-329-8854 ■営業時間:8:00~17:00 ■観光地URL:https://kumamoto-guide.jp/spots/detail/109
5.花岡山
「花岡山」は茶臼山の上にそびえる熊本城から市街地を縫って流れる白川の流れなど、熊本市街地を一望できる展望スポットの一つです。
JR鹿児島本線熊本駅のすぐ北側に位置し、標高133mと気軽に登ることができる山です。
昼はもちろんですが、特に夜に見れる繁華街の光が間近に広がる夜景は迫力満点で、市民の間では定番の夜景スポットとして知られています。
仏舎利塔に続く階段を上れば、ベンチが併設された展望公園があり、ゆっくりと過ごすことができます。
花岡山の詳細 ■住所: 〒860-0047 熊本県熊本市西区春日4-1581-1 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「熊本駅」から徒歩31分 ≪車≫ 九州自動車道「熊本IC」から38分 ■電話番号:096-322-5060 ■観光地URL:https://kumamoto-guide.jp/spots/detail/125
県央エリア
1.通潤橋
嘉永7年、水不足に悩む白糸台地に農業用水を送るため、矢部の惣庄屋・布田保之助によって造られた日本最大のアーチ式水道橋です。
水路の長さ約123.9m、橋の長さ約76m、橋の幅約6.3m、水面からの高さ約20.2m、アーチの半径約27.6mとなっています。
約6km離れた笹原川の上流から水を引き、水路の総延長約30km、灌漑面積は約100haにも及びます。
一昼夜で15,000㎡の水を送り、水田を潤す力を備えています。
1960年に国の重要文化財に指定され、八朔祭りの時に行われる豪快な放水は見どころの一つです。
通潤橋の詳細 ■住所: 〒861-3661 熊本県上益城郡山都町長原 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「熊本駅」→路線バス「通潤橋前」から徒歩3分 ≪車≫ 九州中央自動車道「小池高山IC」から29分 ■電話番号:0967-72-3855 ■観光地URL:https://tsujunbridge.jp/
2.霊台橋
「霊台橋」は江戸時代の石造単一アーチ橋としては日本一の大きさを誇る橋です。
緑川本流に架橋されています。
矢部にいたる難所「船津峡」は、交通の要衝で江戸中期より木橋が架けられたが、いずれも流失したため、砥用手永惣庄屋・篠原善兵衛が石橋架橋を計画し、峙原村の茂見伴右衛門らが補佐しました。
種山手永の宇助を棟梁とし総勢72人の石工が各地より集められ、工事は1846年より着工されました。
明治時代以降も、1966年に上流に鉄橋が架かるまで道路橋として使用された歴史があります。
架橋後160年以上が経過した今日でもその威容は健在で、思わず圧倒されます。
霊台橋の詳細 ■住所: 〒861-4715 熊本県下益城郡美里町清水 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「南熊本駅」→路線バス「霊台橋」徒歩1分 ≪車≫ 九州中央自動車道「小池高山IC」から40分 ■電話番号:0964-46-2038 ■観光地URL:https://www.town.kumamoto-misato.lg.jp/q/aview/72/1046.html
3.三角西港
熊本県宇城市三角町にある三角港。
こちらの港は西港と東港に分かれており、西港が「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつになっています。
明治維新後の殖産興業のもと、政府が招いたオランダ人水理工師ローウェンホルスト・ムルドルが設計し、着工から約3年が経った明治20年に完成しました。
美しい石積みの埠頭や水路、橋など当時の施設が、貿易港としての役割を終えた後もほぼ原型のまま残されている、日本唯一の湾港史跡です。
在りし日の面影を感じながら、潮風かおる港をぶらり散歩できるスポットです。
三角西港の詳細 ■住所: 〒869-3207 熊本県宇城市三角町三角浦1263-5 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「三角駅」→路線バス「三角西港前」から徒歩1分 ≪車≫ 九州自動車道「松橋IC」から44分 ■料金: ≪龍驤館≫ 大人:200円 小・中学生:100円 幼児:無料 ■電話番号:0964-53-1111 ■営業時間:施設によって異なります。 ■観光地URL:https://ukitrip.city.uki.kumamoto.jp/sashiyori/785/
4.御輿来海岸
景行天皇が九州遠征の際に、あまりの美しさに御輿を停めて見入ったことから、その名がついたといわれている「御輿来海岸」。
干満の差が激しい有明海ならではの自然の作用で、風と波の作用によって潮が干くと三日月形の砂模様が干潟に描かれます。
夕日と干潮が重なる日は、多くのカメラマンがベストショットを狙って訪れるフォトスポットです。
日本の渚百選、日本の夕陽百選にも選ばれています。
海岸の近くには、海苔養殖・採貝を営む漁業者のために、昭和54年に建設された道路「長部田海床路」があり、満潮時には道が海に沈んで、海の中に電柱が立ち並ぶという不思議な光景を見ることができるスポットです。
御輿来海岸の詳細 ■住所: 〒869-3173 熊本県宇土市下網田町 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「網田駅」から徒歩10分 ≪車≫ 九州自動車道「松橋IC」から35分 ■電話番号:0964-22-1111 ■観光地URL:https://city-uto.com/archives/1
5.甲佐町やな場
甲佐町にある「甲佐町やな場」では、情緒豊かな藁葺き屋根のあずま屋で、格別な鮎料理を楽しむことができます。
甲佐のやな場は1633年に肥後藩主の細川忠利侯の命によって造られた水田用水調節の場で、その後歴代の藩主たちが毎年鮎料理を楽しみに来遊することで有名になりました。
緑川に育つ新鮮な鮎を、当時の味そのままに味わうことができます。
鮎が獲れない冬季は、熊本県産のものを使ったメニューをいただくことができます。
甲佐町やな場の詳細 ■住所: 〒861-4607 熊本県上益城郡甲佐町豊内19-1 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「松橋駅」→路線バス「こんぴら入口」から徒歩38分 ≪車≫ 九州自動車道「松橋IC」から20分 ■電話番号:096-234-0125 ■営業時間:11:00〜21:00 ■観光地URL:https://town.kosa.lg.jp/q/aview/1/10636.html
県南エリア
1.球磨川下り
令和2年7月豪雨で被災以降、「球磨川くだり」は運行されていませんが、安全に運航が可能な発船場〜人吉城址の区間を遊覧する「梅花の渡し」が復旧しました。
江戸時代、人吉城と城下町を結ぶ橋は1本しかなかったと言われています。
そのため、対岸と往来をするには川舟が用いられ、川沿いには多くの舟渡場があったと言われています。
渡船は城内と商人町、侍町との交通手段でありましたが、梅花の渡は五日町裏の渡し場のことです。
球磨川くだりの梅花の渡しでは人吉城址の石垣を間近で眺めることができ、春は桜、初夏の新緑、秋は紅葉が見どころとなり、まさに人吉の四季を感じることができる風情ある遊覧体験ができるスポットです。
球磨川下りの詳細 ■住所: 〒868-0033 熊本県人吉市下新町333-1 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「人吉駅」から徒歩24分 ≪車≫ 九州自動車道「人吉IC」から7分 ■料金: 大人(中学生以上):2,000円 小学生:1,000円 幼児(3歳以上):500円 ■電話番号:0966-22-5555 ■営業時間: ≪平日≫ 10:00~15:00 ≪土日祝日≫ 9:00~16:00 ■観光地URL:https://hassenba.jp/
2.観光うたせ船
大きな4本のマスト、前後に突き出した2本の竹に張った大小九つの帆に風を浴びて進むうたせ船は、不知火海のシンボルです。
現在もうたせ船が伝統の底引き漁法を守っています。
うたせ網漁とは、海底に降ろした底引き網を、海風にまかせて帆船で引いていく風情ある漁です。
真っ白い帆に潮風を受け、海面をゆっくりと滑るように進むうたせ船は、「白いドレスをまとった海の貴婦人」と呼ばれてもいます。
船上料理を注文することができ、季節に応じた新鮮な魚介類をいただくことができます。
観光うたせ船の詳細 ■住所: 〒869-5461 熊本県葦北郡芦北町芦北2015 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ 肥薩おれんじ鉄道線「佐敷駅」から徒歩32分 ≪車≫ 九州自動車道「人吉IC」から51分 ■料金: うたせ船乗船料(定員12名):40,000円(税別) レディース船乗船料(定員12名):50,000円(税別) ※一隻あたり10,000円(税別)もしくは、20,000円(税別)の船上料理が注文できます。 ■電話番号:0966-82-2511 ■営業時間:4月~11月 ■観光地URL:https://ashikita-kankou.com/
3.球磨焼酎ミュージアム 白岳伝承蔵
日本最古の蒸留酒ともいわれる球磨焼酎の老舗、高橋酒造のこだわりと伝統の工程を、受け継いできた製法道具とともに紹介している施設です。
スタッフ解説付きの映像や展示物を通じて、「球磨焼酎」400年の歴史と人吉・球磨地域の魅力を感じながら、館内見学の最後には「試飲・物販コーナー」で本格米焼酎の味わいが楽しめます。
他にも広告ポスターや代々使われたCMなどを展示する白岳ギャラリーもあり充実しています。
60人収容の映像ギャラリーでは、コンサートや試飲会などが行われることもあるそうです。
球磨焼酎ミュージアム 白岳伝承蔵の詳細 ■住所: 〒868-0026 熊本県人吉市合ノ原町461-7 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「人吉駅」→タクシーで10分 ≪車≫ 九州自動車道「人吉IC」から8分 ■電話番号:0966-32-9750 ■営業時間:9:00~16:00 ■観光地URL:https://www.denshogura.jp/
4.人吉温泉
日本三急流の球磨川沿いに分布する温泉地で、現在50の泉源があり、「美人の湯」として名高く、九州の温泉地の中でも根強い人気の温泉地です。
人吉温泉の起源は明治43年です。泉質は弱アルカリ炭酸泉などで、しっとりとした優しい肌触りが特徴です。
球磨川沿いには温泉旅館があり、ヒノキ風呂や露天風呂、石積み風呂など、それぞれの宿で趣向を凝らした温泉が楽しめます。
また、市内には公衆浴場が20数軒あり、市民の憩いの場として多くの方が利用しています。
人吉温泉の詳細 ■住所: 〒868-0005 熊本県人吉市上青井町147 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「人吉駅」すぐ ≪車≫ 九州自動車道「人吉IC」から9分 ■料金:施設によって異なります。 ■電話番号:0966-23-5685 ■営業時間:施設によって異なります。 ■観光地URL:https://www.hitoyoshionsen-ryokankumiai.jp/
5.おれんじ食堂
天草の海沿いを走る列車のレストランです。
ランチやディナーなど、思い思いのコースで素敵な旅と食事を楽しめます。
シェフ選りすぐりの食材とメニューは格別な味です。
カクテルやビール、地元の焼酎と共に車窓からの風景をゆったりとお楽しみください。
列車内では音楽家、松本圭使氏によるジャズピアノ演奏もあり大人な雰囲気が漂っています。
夕日を眺めながらの食事は家族にとって素敵な思い出作りのスポットです。
おれんじ食堂の詳細 ■住所: 新八代駅~川内駅 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「新八代駅」から運行 ≪車≫ 九州自動車道「八代IC」から7分 ■料金:プランによって異なります。 ■電話番号:0996-63-6861 ■営業時間:プランによって異なります。 ■観光地URL:https://www.hs-orange.com/kankou/
天草エリア
1.崎津教会
﨑津は、天草諸島の下島の南部に位置する漁村で、土地が狭いため海上に柱を立てたカケや、密集した民家の間にトウヤが発達しています。
隣の今富集落とともに、2012年に「天草市﨑津・今富の文化的景観」として国の重要文化的景観に指定され、このうち「天草の﨑津集落」が世界遺産となっています。
現在の教会は1934年頃、ハルブ神父の時代に鉄川与助が設計施工しました。
木造で、正面の尖塔部分は鉄筋コンクリート、内部は畳敷きで祭壇はかつて絵踏みが行われていた位置にあたるそうです。
背後の海に溶け込み「海の天主堂」とも呼ばれています。
崎津教会の詳細 ■住所: 〒863-1204 熊本県天草市河浦町崎津539 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「宇土駅」→路線バス「天草中央総合病院前」→路線バス「河浦郵便局前」→路線バス「崎津教会入口」から徒歩1分 ≪車≫ 熊本天草幹線道路「知十IC」から1時間8分 ■電話番号:0969-79-0015 ■営業時間:9:00~17:00 ■観光地URL:https://www.kyusanko.co.jp/ryoko/pickup/sakitsu-church/
2.下田温泉
「下田温泉」は天草諸島の下島にあり、美しい夕陽を眺めながら東シナ海が一望できるところにあります。
700年前、この地で一羽の白鷺が傷を癒したことが起源とされています。
源泉の温度は51℃。
湯船に注がれる時点では40〜42℃になっているので、加水・加温、循環をしない天然温泉が楽しめます。
足を伸ばせば五和町のイルカウォッチングや、世界文化遺産の﨑津集落の散策などができ、観光と合わせた滞在も人気のエリアです。
環境大臣が指定する国民保養温泉地にも選ばれています。
下田温泉の詳細 ■住所: 〒863-2803 熊本県天草市天草町下田北1310-3 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「網田駅」→路線バス「天草中央総合病院前」→路線バス「白鷺橋」から徒歩3分 ≪車≫ 熊本天草幹線道路「知十IC」から53分 ■料金:施設によって異なります。 ■電話番号:0969-42-3239 ■営業時間:施設によって異なります。 ■観光地URL:http://amakusa-shimoda-onsen.jp/
3.イルカマリンワールド
通詞島周辺の海には、1年を通して約200頭のミナミハンドウイルカが定住しており、3頭~15頭で群れをつくるのが普通ですが、ここでは50頭~100頭以上の大きな群れをつくっています。
これは、世界的にもめずらしいことのようです。好奇心旺盛なイルカ達は、船と並走したりジャンプをしてみせたりと楽しませてくれます。
イルカに会える確率は90%以上と高確率で、春から夏にかけては赤ちゃんイルカに会えるかもしれません。
青い海に回遊する野生のミナミハンドウイルカとの出会いは感動と大自然を満喫できます。
イルカマリンワールドの詳細 ■住所: 〒863-2421 熊本県天草市五和町二江2977 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「網田駅」→路線バス「緑川橋」→路線バス「イルカセンター」から徒歩1分 ≪車≫ 熊本天草幹線道路「知十IC」から48分 ■料金: 大人(中学生以上):3,000円 小人(小学生):2,000円 幼児(2歳以上):1,000円 ■電話番号:0969-33-1616 ■営業時間:9:00~17:00 ■観光地URL:https://im-world.jp/
4.天草市立天草キリシタン館
「天草市立天草キリシタン館」は本渡市街地を一望する城山公園内にあります。
2階展示室では、「天草キリシタン史」、「南蛮文化の伝来と天草」、「島原・天草一揆」、「一揆後の天草復興とキリスト教信仰」の4ゾーンに分けて天草の歴史が紹介されています。
島原・天草一揆で実際に使われ、血痕や矢弾の跡が残る国指定重要文化財「綸子地著色聖体秘蹟図指物(天草四郎陣中旗)」は、キリシタン史を代表する貴重な資料で、通常はレプリカですが定期的に実物を展示公開しています。
島原・天草一揆時の武器や踏絵など、約150点の展示品はどれも興味深ものが見れるスポットです。
天草市立天草キリシタン館の詳細 ■住所: 〒863-0017 熊本県天草市船之尾町19-52 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「宇土駅」→路線バス「天草市役所前」から徒歩19分 ≪車≫ 熊本天草幹線道路「知十IC」から32分 ■料金: 大人:300円 高校生:200円 小中学生:150円 ■電話番号:0969-22-3845 ■営業時間:8:30~17:00 ■観光地URL:https://hp.amakusa-web.jp/a0905/MyHp/Pub/
5.うしぶか海彩館
牛深地方の魅力を一堂に集めた海の文化情報館です。
海を眺めながら海の幸をいただくことができるレストランや牛深の漁業の歴史を知ることができる資料館、魚のさばき方を学べるさかな道場、かまぼこや干物などの水産加工品や牛深の物産を販売する売店といった様々な施設があります。
また1階にある大型のいけすでは牛深の魚が泳ぐ様子を見ることができます。
観光案内所や牛深港があり、駐車場やフェリー切符売り場もあるので、観光の拠点として利用することもできます。
うしぶか海彩館の詳細 ■住所: 〒863-1901 熊本県天草市牛深町2286-116 ■アクセス: ≪公共交通機関≫ JR「宇土駅」→路線バス「天草中央総合病院前」→路線バス「牛深港」すぐ ≪車≫ 熊本天草幹線道路「知十IC」から1時間15分 ■電話番号:0969-73-3818 ■営業時間:施設によって異なります。 ■観光地URL:https://kaisaikan.com/
熊本旅行でおすすめの観光スポット30選をご紹介しました。
熊本には魅力的なスポットが満載。
美しい景色だけでなく、おいしいグルメや壮大な自然、ゆったりとくつろげる温泉を堪能できるスポットが満載の人気の観光地です。
この記事を参考に、思い出に残るような旅行を計画されてみてはいかがでしょうか?